ヘラルボニーがハーモニーランドと共創！2025年イベントで「誰も取り残さない」観光を

攻略大百科編集部

株式会社ヘラルボニー、株式会社サンリオエンターテイメント、ホンダ太陽株式会社は、2025年10月19日（日）にサンリオキャラクターパークハーモニーランドにて、インクルーシブパーク体験イベント『Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-』を開催します。

1 『Harmony for the Future』開催概要
2 三社共創で目指す「社会実装型」テーマパークの未来
- 2.1 誰も取り残さない観光モデルへの挑戦
- 2.2 発達障害や感覚過敏のある方への配慮
3 イベントコンテンツ詳細
4 来園者への充実したアクセシビリティサポート体制
- 4.1 カームダウンスペースとセンサリーフレンドリーバッグの提供
5 起用作家・作品紹介
- 5.1 作家名：fuco:（ふうこ）（佐賀県）
- 5.2 イベント企画・制作スタッフ
6 イベント詳細情報と関連リンク

『Harmony for the Future』開催概要

2025年10月19日（日）にハーモニーランドで開催される『Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-』は、子どもから大人まで、多様な背景を持つ人々が楽しめるインクルーシブなテーマパークイベントです。

イベント名：『Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-』
日時：2025年10月19日（日）10:00～17:00（ステージイベント：10:45～12:30）
会場：サンリオキャラクターパークハーモニーランド（大分県速見郡日出町）
共催：株式会社サンリオエンターテイメント／株式会社ヘラルボニー／ホンダ太陽株式会社
後援：大分県、日出町
協賛企業（50音順）：Ipsum（イプソマ）、三菱商事太陽株式会社、本田技研工業株式会社
参加方法：専用招待券配布（企業・学校・団体を通じて）
- イベント当日は専用招待券をお持ちでなくても通常入園可能

ハーモニーランド公式HP

ハーモニーランド公式X（旧Twitter）

ハーモニーランド公式Instagram

三社共創で目指す「社会実装型」テーマパークの未来

本イベントは、障害者雇用の先進企業であるホンダ太陽、誰もが楽しめるテーマパークづくりを掲げるサンリオエンターテイメント、そして全国200社以上との企業共創実績を持つヘラルボニーによる共創プロジェクトです。

誰も取り残さない観光モデルへの挑戦

ヘラルボニーが培ってきた「ちがい」そのものを価値と捉える視点と、空間・プロダクト・体験の設計におけるインクルーシブデザインの知見を融合し、バリアフリーの枠を超えた「社会性と経済性の両立」を体現する新しい観光モデルを目指します。本イベントは単発で終わるものではなく、地域資源を活かした連携モデルの構築、さらには企業のDE&I推進における実証フィールドとしての発展も視野に入れ、日本国内外へ波及する「インクルーシブツーリズム」のロールモデルとなることを目指す取り組みです。

発達障害や感覚過敏のある方への配慮

過去に発達障害や感覚過敏のある方のご家族に実施されたアンケートでは、外出時に不安やパニック症状により目的を果たせずに帰った経験が75.6％に及ぶことが明らかになっています。本イベントでは、外部からの多様な刺激が伴う外出に困難を抱える方々の来場障壁に配慮したアクセシビリティ設計が行われ、これまで足を運びづらかった方々も楽しめるコンテンツを展開します。

「インクルーシブデザイン」とは、年齢、性別、国籍、障害の有無などに関わらず、あらゆる人が排除されることなく参加・利用できるように配慮された考え方や設計を指します。本イベントでは、多様な背景を持つ人々がともに過ごし、ありのままで過ごせる環境づくりを目指すアプローチです。

イベントコンテンツ詳細

『Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-』では、「感覚過敏に配慮した空間づくり」「ユニバーサルモビリティの活用」「HELLO KITTY × HERALBONYによる初のコラボグッズ開発」など、これまでのテーマパークの枠を超えた多様な取り組みが展開されます。

インクルーシブ観光の未来を語るトークイベント

大分県が進めるインクルーシブ観光施策、障害のあるアーティストの価値を社会に実装するヘラルボニーの挑戦、ユニバーサル雇用・環境整備の先駆者であるホンダ太陽、そして共感を生む空間づくりに長けたサンリオエンターテイメントの代表者が登壇します。誰もが楽しめるテーマパークの実現と、それが切り拓く新しい観光モデルについて語るセッションです。

日時：2025年10月19日（日）10:55〜11:45 ※変更の可能性あり
会場：フェスティバルステージ
観覧：どなたでも観覧可能。ステージ前に椅子席・自由観覧エリアあり。SNSでのライブ配信も予定。
登壇者：
- 大分県知事佐藤樹一郎氏
- 株式会社ヘラルボニー代表取締役Co-CEO 松田崇弥氏
- ホンダ太陽株式会社代表取締役社長鎌田雅仁氏
- 株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長小巻亜矢氏

ハローキティ×ヘラルボニー初のコラボグッズ登場

イベント限定のHELLO KITTY × HERALBONYオリジナルコラボグッズが販売されます。

販売開始：2025年10月19日（日）10:00〜 ※在庫がなくなり次第終了
販売場所：園内ショップ「カントリーマーケット」(予定)
販売商品：Tシャツ／缶バッジ／ステッカー

聴覚・視覚障害に配慮したパレードツアー

聴覚障害や視覚障害のある方などにもパレードを体感できるツアーが、本編開始前に実施されます。

開催日：2025年10月19日（日）午後（予定）
開催場所：未定 ※詳細は公式SNSや特設サイトにてお知らせ。

次世代ユニバーサルモビリティ『UNI-ONE』試乗体験

「座ったまま移動できる」次世代型モビリティ「UNI-ONE」の試乗体験やワークショップが実施されます。今回登場する新型UNI-ONEは、2025年大阪・関西万博での試乗体験に続く特別企画です。ヘラルボニーのアートでラッピングした限定試乗車のお披露目も予定されています。

UNI-ONE試乗会の詳細については、2025年9月中旬頃に開設予定の特設ページにて順次お知らせされます。最新情報はハーモニーランドホームページ内特設ページにてご確認ください。

UNI-ONE公式ウェブサイト

ハローキティのSDGsライブショー

ハローキティがSDGsの大切さを伝えるライブショー「Team Hello SDGs 地球はひとつの星だから」が特別上演されます。地球を守るために身近にできることを共に考え、一歩踏み出すための参加型ライブショーです。

お楽しみチャリティ抽選会

各企業の協力のもと、素敵な商品が当たるチャリティ抽選会が開催されます。

日時：11:45〜12:30（予定）
会場：フェスティバルステージ
参加条件：ライブショーは観覧無料。抽選券は1枚500円（開園からハーモニービレッジにて）で数量限定販売。

来園者への充実したアクセシビリティサポート体制

本イベントでは、多様な来園者が安心して過ごせる空間づくりを目指し、株式会社乃村工藝社の支援を受けて様々なサポート体制が整えられます。

カームダウンスペースとセンサリーフレンドリーバッグの提供

園内の一部休憩スペースを活用したカームダウンスペース（感覚配慮室）が設置されます。カームダウンスペースとは、感覚過敏のお子さまや音や光に敏感な方、疲れやすい方、小さなお子様連れの方などが、一時的に外界から離れ、落ち着いて過ごせるよう配慮された休憩エリアです。どなたでも入退室自由に利用可能です。

また、音に敏感な方へ大きな音を軽減するイヤーマフの貸し出しが実施されます。さらに、個数限定で「センサリーフレンドリーバッグ」の配布も予定されています。センサリーフレンドリーバッグは、心を落ち着かせるセンサリートイを詰めたバッグで、感覚過敏の方や発達障害の方も安心してイベントを楽しめる環境を提供します。

園内では、視覚・言語・情報感度などに配慮した案内マップや、心理的安全性を高めるウェルカムシールの提供も予定されており、情報面でのアクセシビリティ向上にも取り組んでいます。これらのサポート体制は、ヘラルボニーが提供するアクセシビリティに関するリストを基に整えられています。

起用作家・作品紹介

作家名：fuco:（ふうこ）（佐賀県）

創作の背景: 学校に行けず暇を持て余していた時期に、作家の母が「マルを描いて」と紙とペンを渡したのが創作のはじまり。マルというモチーフが彼女のなかでピタリとはまり熱中するようになる。
作品の特徴: マルを描き始めて5年になるが、近年はマル以外のモチーフも描くようになり、マル、サンカク、シカクのモチーフを大きなカンバスに日々飽きることなく描き続ける。コミュニケーションとして発する言葉はわずかだが、頭に浮かんだであろう言葉を繰り返し呟き、言葉と一緒に作品が生まれることもある。
作品名: 「ドチラカラデモ」