ホロライブ-Promise-所属のVTuber、IRySが初のソロライブ「IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”」を東京・SGCホール有明で開催しました。透明感と力強さを兼ね備えた歌声で、観客に希望を届けた一夜の模様をレポートします。
IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”開催・配信情報
IRySの記念すべき初のソロコンサートについて、基本情報とチケット、グッズの販売状況は以下の通りです。
- イベント名: IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”
- 開催日: 2026年10月6日
- 会場: 東京・SGCホール有明
配信チケット情報
- 通常配信チケット:6,800円(税込)
- ステージ固定カメラ(定点映像):2,000円(税込)
- 「ステージ固定カメラ(定点映像)」は、「通常配信チケット」購入者のみ購入できます。
チケットは2026年11月6日(金)20:00まで受付中です。公演終了後、準備ができ次第アーカイブ視聴が可能となり、受付期間終了日の23:59まで何度でも視聴できます。
グッズ販売情報
- 販売期間: 2026年11月9日(月)18:00まで
希望の歌声が紡ぐ特別なステージ
多彩な楽曲と演出で魅せるIRySの世界
ライブは、スクリーンに映し出された会場のリスナーに向けたメッセージから始まりました。「さぁ、希望への旅をはじめよう」のメッセージとともにメインビジュアルが登場し、大歓声の中幕を開けます。ステージ両サイドに生バンドが陣取る中、レースクイーン衣装と旗を持ったIRySがダンサーと登場しました。序盤はトランス風の楽曲を連発し、M1「BE MY FLAME」ではカラフルなレーザーが降り注ぎ、力強い歌声で会場をIRySの世界に引き込みます。
続く「Escalate」では観客から「おい!おい!」とコールが発生。MUSEはカッティングギターが心地よいモダンR&B~ファンク風のポップチューンで、間奏ではバンドメンバーが紹介され、会場の一体感はさらに高まりました。かわいらしさや親しみやすさだけでなく、シンガーとしてステージを支配するIRySのパワフルなステージングを見せつけるような幕開けです。
新衣装とロックメドレーが彩る熱狂
次は一転、公演のキービジュアルにもなっている新衣装の白バージョンに早着替えし、バラード曲「心臓が止まるまで」を披露。今度は新衣装の黒バージョンに早着替えして「Eclipse」「TwiLight」を次々に披露しました。「ロックなIRySをまた見せちゃうぞ。みんな声出してねー!」と観客に伝え、「HERE COMES HOPE」「BERSERKER」「LIVING DEAD」といったロックテイストの楽曲をメドレーで披露しました。M7「IRyS ROCKメドレー」では、バックダンサーがレースクイーン風のサーキットパラソルを使ったダンスで華を添えます。
魔法が織りなす幻想的なステージ変化
以降は魔法のロッドを模したマイクに持ち替え、M8「Gravity (Trance Remix) 」を披露。そのロッドでIRySが魔法をかけると、背景にあった無数のTVモニターが崩れ落ち、まばゆいオーブが出現し、ステージの雰囲気が一変しました。そのままトラップ風の節回しも印象的なモダンR&B「Why do we stay?」、いつか来るはずの希望を花のつぼみにたとえた「Flower of hope」を熱唱。「Flower of hope」の終盤には、足元から茎が伸びて花が咲き、楽曲の歌詞と連動した演出でステージセットに変化が加わっていきます。冒頭の映像メッセージからも伝わっていた通り、これは彼女の歌だけでなく、会場で歓声を伝える観客のエネルギーも含めたライブ全体の盛り上がりに呼応するような雰囲気です。以降は2022年のEP「Quarter Bravery」からメドレー形式で「哀の十界」「ENJOY! JOY!! JOYFUL!!!」の2曲を披露し、会場はますます熱気を増しました。
IRySが持つ音楽性の広がりと表現力
こうした序盤からも分かる通り、IRySの音楽の特徴は、そのサウンドの幅広さにあります。ライブに先駆けてリリースされた1stフルアルバム『DANGERyS』にも、近年の彼女が得意とするユーロビートサウンド、ドラムンベース風デジタルロック、静謐なバラードなど、これまでの活動で培ってきた多彩な表現が詰まっていました。それはこの日のライブも同様で、アップテンポな楽曲では伸びやかな高音と力強い発声で会場の熱気を引き上げる一方、ミドルテンポやバラードでは、同じ歌声とは思えないほど繊細な表情を見せています。楽曲が変わるたびに歌の表情も変わり、IRySの引き出しの多さを改めて感じさせました。
スペシャルゲストとの共演で広がる希望の輪
音楽性の多彩さに加えて、もうひとつ印象的だったのは、活動の中で広がった様々な人々とのつながりです。この約5年の間にも、IRySの活動は様々な人々、ホロライブメンバー、クリエイターたちとの出会いを経験してきました。そんなこれまでを反映するように、ライブが進むにつれ、ステージは次第に「IRySひとりの物語」から広がりを見せていきます。その象徴とも言えるのが、2組のスペシャルゲストの登場です。この日の公演には不知火フレアとMOTSUがゲスト出演し、IRySがこれまでホロライブで活動してきた中で築いてきた人々とのつながりが、自身初のソロコンサートという特別なステージにも結実しました。
不知火フレアとの友情が生んだハーモニー
まず不知火フレアがステージに現れると、大歓声の中2人でコラボ楽曲M12「青く在れ」を熱唱しました。疾走感のある爽やかなポップチューンに乗せて、親友ならではの息の合ったマイクリレーやお互いに向き合って手を合わせる演出などで会場を湧かせます。MCでは、観客のペンライトを2人のカラーであるピンクとオレンジに変えるよう促し、会場も大盛り上がりでした。続いて不知火フレアの楽曲「薄明光線」を2人で披露すると、観客もイントロ部分で「ララララーララー」とコーラスを加え、自然発生的にコールも生まれていきました。
MOTSUと熱狂させたユーロビートサウンド
以降は歌詞がスクリーンに表示された「diorama」、扇子を持って歌い踊る和ロックの「あかつきと花」、曲後半に地上へと降りてきたオーブに座って歌唱した「Because of You」を次々に披露しました。その後、再びレースクイーン衣装に着替えた「LAST DANCE」を経てはじまったのが、もうひとりのスペシャルゲスト、MOTSUとのステージです。
IRySはもともと、3Dお披露目配信などでTVアニメ『頭文字D』の楽曲を披露している他、代表曲のひとつ「Carbonated Love」にもそのオマージュを盛り込んでいます。そして、『頭文字D』シリーズの楽曲の数々を手掛けてきたのが、m.o.v.eなどでの活動も知られるMOTSUです。
IRySが「この曲にかかせない、あの方をお呼びしました!」と言ってMOTSUを迎え入れると、MOTSUも「東京!かかってこい!」と観客を煽り、MOTSUがIRySに提供した楽曲M18「DIAMOND GIRLFRIEND feat.MOTSU」へ。IRySの歌声にMOTSUのラップやエネルギッシュなパフォーマンスが加わり、大量のスモークやカラフルなレーザーも相まって圧倒的な熱気が生まれていきます。ラストは会場一体となってジャンプ!会場全体がまるでダンスフロアのような熱気に包まれました。続いて2人で披露した『頭文字D』の流れを汲むTVアニメ『MFゴースト』の楽曲「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」のカバーでは、怒涛の「IRyS」コールの後、会場一体となってスクリームする瞬間も生まれました。
本編を締めくくるエネルギッシュなステージ
以降はソロに戻って引き続きユーロビートサウンド全開の3曲「Unspoken」「BITE」「Run to You」のメドレーへ。本編ラストは「みんな、本当にありがとう! ラストも一緒に駆け抜けよう!」と伝え、M21「My car is in danger」を披露しました。間奏ではダンサーたちのサーキットパラソルを使ってこの日お披露目した2種類の新衣装に早着替えし、またレースクイーン風の衣装に戻って大歓声に包まれます。最後までエナジー全開で本編を終えました。
アンコールで見せた感謝と5年間の軌跡
鳴りやまない歓声を受け、嬉しそうに「しゃーないなー!」と伝え、はじまったアンコールでは、彼女のトランス~ユーロビート路線のきっかけとなったM22「Carbonated Love」で会場を湧かせます。次は一転、「みんなのおかげでこのステージに立てています。感謝の気持ちを込めて」と告げてM23「One Step at a Time」で「あなたのおかげで自分らしさを取り戻せた」「また希望に向かって歩き出せた」(筆者意訳)とストレートな感謝を歌いました。
続くMCでは、マイクを切って生の声で「ありがとう!!」と感謝を伝え、過去を振り返ります。「初めてホロライブからの合格のメールが届いたとき。それは私にとって、人生で最も幸せな瞬間でした」「でも、それは今日で更新されました!」と涙をこらえながら伝えると、彼女の5年間を思わせるような構成に感動が止まりません。アンコールの最後はデビュー曲M24「Caesura of Despair」。楽曲中盤には、この日初めてデビュー当時の初期衣装へと姿が変わり、観客が大歓声とともにさらに盛り上がっていきました。楽曲を歌い切った後、我慢していた涙が溢れ出す中、改めて「ありがとうございました!!」と伝え、公演を終えました。
希望の旅路はこれからも続く
最後に披露された「Caesura of Despair」の歌詞には、こんな一節があります。「Darkness will fade away, iris will light your way」「Our journey has only just begun right now」(「闇は消え去り、アイリスがあなたの道を照らすよ」「わたしたちの旅は、今まさにはじまったばかり」)。デビュー当時はまっさらなはじまりの歌でしかなかったこの曲は、時を経て、リスナーとともに歩んできた長い旅路の出発点を思い出させるようなものに変わっています。
2021年のデビューから約5年。彼女はホロライブの一員として様々なステージに立ち、数多くの楽曲を歌ってきました。そして今年、ついに1stアルバム『DANGERyS』を携え、ソロライブのステージに立ちました。ここに至る道のりを知るファンにとって、この光景は特別なものになったことでしょう。なぜなら、デビュー当時から彼女が歌っていたのは、ひとりの旅路ではなく、彼女とリスナーとが手を取り合って進んでいく旅路だったからです。
念願のソロライブを終えたIRySは、次はどんな景色を見せてくれるのでしょうか。「IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”」は、リスナーへのこれまでの感謝を随所に込めつつも、これからはじまる新たな旅への期待を感じさせてくれるようなステージでした。
コンサートの感動を再び、チケットとグッズの購入はこちら
IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”のアーカイブ視聴チケットや関連グッズは、以下のリンクから購入できます。この特別な一夜をぜひご自身の目でお確かめください。
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