株式会社CRI・ミドルウェアの音声解析リップシンクミドルウェア「CRI LipSync Alive」が、iOS/Android向けリズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に採用されました。2026年10月24日と25日に開催された有料バーチャルライブ「コネクトライブ『GO Hoppin’ Parade』」にて、キャラクターが歌唱する際の口の動きのアニメーション生成を担当しています。本記事では、技術の特長や制作時間短縮の効果、今後の活用方針について解説します。
プロセカのコネクトライブで初採用されたCRI LipSync Aliveの概要
出典: digitalpr.jp
「CRI LipSync Alive」は、音声解析によってゲームキャラクターなどの口の動きを生成するミドルウェアです。スマートフォン向けゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のゲーム内バーチャルライブ「コネクトライブ『GO Hoppin’ Parade』」において、初の採用タイトルとしてキャラクターの歌唱シーンに導入されました。
採用技術 |
CRI LipSync Alive |
|---|---|
採用タイトル |
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク |
初導入イベント |
コネクトライブ『GO Hoppin’ Parade』 |
開発企業 |
株式会社CRI・ミドルウェア |
口の動きの制作時間が約半分に短縮された背景
これまでのコネクトライブはリアルタイム形式で実施されていましたが、体験の向上を目的に、今回の公演から歌唱音声や振り付けを事前に収録する形式へ変更されました。この変更に伴い、事前解析に特化した高精度な音声解析とアニメーション生成技術を備える「CRI LipSync Alive」が制作をサポートしています。
ライブ全体の制作と演出を担当する株式会社Colorful Palette ENCOREによると、本技術の導入によってコネクトライブにおける基本的な口の動きの制作時間が従来の約半分に短縮されたと評価されています。作業時間の効率化により、各キャラクターの個性を引き出す細かな表情調整に注力できるようになり、ライブ演出全体のクオリティ向上につながっています。
高精度な口の動きを生成するCRI LipSync Aliveの技術的特徴
CRI LipSync Aliveは、Transformerを基にした独自の機械学習モデルと、事前解析ツール向けに開発した独自技術を採用しています。
主な技術的特徴は次のとおりです。
- 5つの母音と9つの子音を含む最大14種のアニメーションカーブを出力し、多様な言語に対応
- 声の抑揚に合わせて口の開き具合に補正をかけ、自然でリアルな表現を実現
- 3Dモデルだけでなくデフォルメされた2Dキャラクターにも幅広く対応
- 解析結果を手元で編集できるため、セリフ変更や細かなニュアンス調整が容易
現在は事前解析に特化していますが、将来的にはリアルタイム解析への対応も予定しています。
今後の活用方針と市場展開
「CRI LipSync Alive」は、今回の公演に留まらず、今後のコネクトライブの開催回でも継続して活用が決定しています。
開発元のCRI・ミドルウェアは、AIアシスタントやアバター活用などデジタルキャラクターの実在感が求められる市場に向けて技術展開を進めており、2028年末までに世界のゲーム市場向けに300ライセンスの提供と、エンタープライズ市場での導入拡大を目指す方針を掲げています。














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