寺山修司生誕90周年を記念し、アニメーション監督の幾原邦彦氏が選定し、漫画家の横槍メンゴ氏がカバーイラストを手がける新たな詩集「世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集」が2025年12月17日に双葉社より刊行されます。幾原氏による刊行記念トークイベントも開催予定です。
目次
幾原邦彦氏選定「寺山修司詩集」の基本情報
「世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集」の書誌情報は以下の通りです。
タイトル |
世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集 |
|---|---|
著者名 |
寺山修司 幾原邦彦 |
発売日 |
2025年12月17日(水) |
定価 |
1870円(税込) |
判型 |
四六判並製 240ページ |
ISBN |
9784575320305 |
出版社 |
双葉社 |
人生の迷いを照らす「言葉の地図」としての詩集
本詩集は、寺山修司氏の生誕90周年を記念して企画されました。人生における迷いや問いに対し、寺山氏が残した膨大な言葉の中から、アニメーション監督である幾原邦彦氏が「言葉の地図」として選定した作品群が収められています。幾原氏自身も「寺山修司の言葉は、僕の地図だった」と語るように、詩とともに人生を歩んできた同氏ならではの視点で、読者へのメッセージが書き下ろされています。
さらに、カバーイラストは人気漫画「推しの子」の作画を担当する横槍メンゴ氏が描き下ろしており、現代を生きる人々へ寺山修司氏の言葉を伝える、令和の決定版として注目を集めています。
寺山修司氏と幾原邦彦氏が織りなす詩の世界
詩人・寺山修司氏の軌跡
寺山修司氏は1935年に青森県で生まれ、短歌、劇作、映画監督、詩、小説、批評、歌謡など多岐にわたる分野で才能を発揮しました。劇団「演劇実験室・天井棧敷」を結成し、劇作家・演出家としても活動。言葉の魔術師として昭和を駆け抜け、多くの創作者に影響を与え、平成へと読み継がれる存在です。1983年5月に47歳で逝去されました。
選者・幾原邦彦氏のメッセージ
選者を務める幾原邦彦氏は、東映動画でアニメーション制作に携わった後、独立。アニメーション監督、原作、脚本、小説、漫画原作など幅広い分野で活躍し、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『さらざんまい』など数々の話題作を手がけています。
幾原氏からは、今回の詩集刊行にあたり以下のコメントが寄せられています。
「人生は迷いの連続だ。選択することが多すぎて心が破裂しそうになる。だから僕には詩が必要だった。寺山修司が必要だった。寺山の詩は驚きと発見に満ちている。自分に新たな視点を与えてくれる。そうだ、人生は苦しみではなく、発見と冒険だ。寺山の詩は僕にそう言っている。」
横槍メンゴ氏のコメント
カバーイラストを担当した横槍メンゴ氏からも、詩集へのコメントが公開されています。
「惑いも迷いも手放せないけど、心はどこまでも旅立てる。言葉は地図で、あなたの感性が推進力。」
幾原邦彦氏による刊行記念トークイベント開催
本作の刊行を記念し、幾原邦彦氏によるトークショー&サイン会の開催が決定しました。
イベント開催日時 |
2026年1月11日(日)13時〜 |
|---|---|
開催地 |
紀伊國屋書店新宿本店 |
イベントの詳細や申し込み方法については、後日、紀伊國屋書店新宿本店公式HPにて告知される予定です。
「寺山修司詩集」で言葉の旅へ
寺山修司氏の言葉が、幾原邦彦氏の選定と横槍メンゴ氏のイラストによって新たな形で現代に届けられます。この詩集が、人生の迷いや問いに対する「言葉の地図」となることでしょう。











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