莉犬「言ノ葉ワンダーランド」神戸公演レポ！るぅと登場＆感動のフィナーレ

株式会社STPR所属の「莉犬（すとぷり）」が、2025年12月13日・14日に神戸ワールド記念ホールでワンマンライブ追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』を開催しました。6年ぶりとなる関西でのワンマンライブは、愛と感動に包まれ盛況のうちに幕を閉じました。

莉犬ワンマンライブ『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』開催概要

莉犬のワンマンライブ追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』は、以下の日程と会場で実施しました。

莉犬、6年ぶり関西ワンマンライブ『言ノ葉ワンダーランド』で魅せた感動のステージ

莉犬が神戸ワールド記念ホールで開催した『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』は、8月の日本武道館公演の反響を受けた追加公演です。関西圏でのワンマンライブは2019年以来およそ6年ぶりとなり、ファイナルとなった14日夜公演には全国から多くの観客が集まりました。

オープニングから熱狂！幻想的な演出と情熱的なパフォーマンス

暗転と共にメンバーカラーの赤色のペンライトが会場を彩り、赤い鳥が羽ばたくオープニングムービーが流れる中、アルバム『言ノ葉ワンダーランド』冒頭を飾る「言ノ花束」でライブは幕を開けました。莉犬は艶やかなベロアの衣装をまとい、1曲目から楽曲の世界観を全身で表現する情熱的なステージングを披露しました。

「今日は来てくれてありがとう！ 最後の最後まで一緒に楽しんでいこうね」と挨拶した後も、ダンサーを従えて「リバースデイ」で軽やかに舞い、「オッドアイラヴ」では炎の特効とサイバーなサウンドでアグレッシブなパフォーマンスを展開し、レーザービームが乱反射する非日常空間を創り出しました。

MCでは、「『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』最終公演！ 終わっちゃう、寂しいよ～」と名残を惜しみつつ、「莉犬くんのこと大好き？ 俺の方が愛してるよ」とファンへの愛を伝えました。さらに「これからも俺のこと、全力で推してくれる？」と問いかけ、スーパーポップな「最強☆最推しセンセーション!!」ではミュージカルのようなパフォーマンスで観客を魅了しました。

2.5次元のワンダーランドを体現する多彩なステージ展開

オーディエンスの視線は再びスクリーンに移り、赤い鳥がカラフルな不思議の森へとたどり着く映像が流れ、新たな舞台が展開しました。映像とライブを巧みに行き来する演出は、まさに2.5次元のワンダーランドを体現します。ダンサーと横一線になり歌い踊る「ないことば」や、チェアのキャスターを駆使し縦横無尽に動き回る「へんしん!」、キッチンをモチーフにしたファニーなダンスを披露する「わんぬ」など、次々と見せ場が変化する構成で観客を惹きつけました。「ヒロイン♡キラー」や「ヨンダラン！」では、アリーナからスタンドまで観客と一体となり、喜びを分かち合いました。

るぅと登場！るぅりーぬ共演で会場を魅了

「今日は他にも王子様がいるような気がするんだけど……」という莉犬の言葉に続いて、すとぷり内公式ペアの相方・るぅとが登場しました。二人は「ちこくしてもいいじゃん」から丁々発止の掛け合いで会場を沸かせ、手をつなぎステージを横断しました。莉犬が「るぅとくん、俺の目を見て。今日は初めてオッドアイを隠さずに来てみたんだ」と明かすと、るぅとは顔を近づけ、「ワンダーランドは好きにしていい場所だからね」と粋な返答をしました。

記念撮影の後、背中合わせで歌い始めた「Who’s your prince?」は、個性の異なるボーカルが重なり合うミドルチューンです。一転、高速BPMの「シャッターチャンス！」（※12/13公演・12/14公演2部）ではダンサーと共に躍動感たっぷりに歌い上げました。るぅとは去り際に「最後の最後まで一瞬一瞬をかみ締めるように楽しんでいってください。帰るまでが遠足（笑）、夜の森には気を付けてね」とメッセージを残しました。

感動のクライマックスとファンへの感謝、未来への約束

雷鳴轟く嵐の中を進む映像の後に訪れる静寂を切り裂くエッジィなギターを合図に、「ウツロ」で壮絶なダークネスへと突入しました。「ファーストバイト」ではベッドの上で白いシーツを振り乱し、切々と歌い上げます。そして、秘めたる心情を綴った自叙伝的な「Since 1998.」をエモーショナルに歌唱しました。大サビで深紅のエレキギターを一心不乱にかき鳴らした「光」では、必死に手を伸ばし思いを歌に乗せて飛ばそうとする莉犬の姿に、歌い手としての信念と執念がにじみ出ました。

来年で活動10周年を迎えるすとぷりの歩みを回顧するムービーを経て、壮大なスケールと荘厳な雰囲気に包まれながら「迷い星の歌」を披露した莉犬は、意を決した眼差しで観客へ語りかけました。

「歌いながら、こうやって君と会えていることは当たり前じゃないんだなと実感しています。まずワンマンライブ自体、君が見たいって好きを声に出してくれたから、こうして追加公演までかないました。いつだって俺の活動は、君が一緒に夢を見てくれるから、一歩ずつ前に進むことができています。活動を始めた当初はまだ高校生で、何者でもなかった俺がすとぷりに入って……まず10年続くなんて誰も思ってなかったから。そうやって居場所が見つかって……君には誰よりも幸せになってほしいし、俺を莉犬くんでいたいと思わせてくれて、君のそばで生きたいと思わせてくれて、本当にありがとう。また明日からも一緒に生きてください。俺は誰よりも君の味方だから。俺の信じる君を信じて、愛して、またこうやって未来でも隣にいてください。君のおかげで頑張れてるって、君のことが大好きだって分かってるの？ これからもいっぱい大好きを伝えるから、ずっとそばにいてね」

何度も涙ぐみ感謝を伝える莉犬に、多くのリスナーが涙しました。クライマックスは、莉犬の原点とも言える「ルマ」を皮切りに、「SWEETHEART」～「ラブヒーロー」～「恋のつぼみ」と矢継ぎ早に畳み掛ける極上メドレーへと続きました。2時間の音楽の旅を共にし、感情が今にも溢れ出しそうな「よくできました◎」、そしてそこにいた全てのリスナーが目に見えない力を感じたに違いない「Kizuna」を歌い終えると、スクリーンには赤い鳥に加え、オレンジ、ピンク、黄色、水色、紫の鳥が現れ、エンドロールが流れました。

鳴りやまないアンコールに応えて「エンドロールのその先へ」を歌い上げた莉犬は、「来年もすとぷりの10周年だったり『STPR Family Festival!! 2026』があるんで、また会いに来てくれますか？ 赤のペンライトを振ってくれる？ いっぱい会える年になるように頑張るからよろしくね！」とリスナーと約束しました。キャリアを重ねた今でも純度が変わらない「聞こえますか」（※12/13公演・12/14公演2部）や、ドラマチックな疾走感が秀逸な「君の方が好きだけど」を熱唱した後、再度るぅとを呼び込み、出演者全員で生声の「ありがとうございました！」を伝えました。さらに巻き起こったダブルアンコールに莉犬は、「君たちまだ俺と会いたいの？ 特別だよ！」と「人生勝利宣言！」を贈り、胸いっぱいのフィナーレを迎えました。6年ぶりの関西でのワンマンライブ3公演は、愛と感動に満ちたファイナルとなりました。

『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』セットリスト

莉犬ワンマンライブ追加公演『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 神戸ワールド記念ホール』のセットリストは以下の通りです。

• M1 – 言ノ花束
• M2 – リバースデイ
• M3 – オッドアイラヴ
• M4 – 最強☆最推しセンセーション‼
• M5 – ないことば
• M6 – へんしん!
• M7 – わんぬ
• M8 – ヒロイン♡キラー
• M9 – ヨンダラン！
• M10 – ちこくしてもいいじゃん (莉犬×るぅと)
• M11 – Who’s your prince? (莉犬×るぅと)
• M12 – シャッターチャンス！ (莉犬×るぅと) ※12/13公演・12/14 公演2部
  • 好きすぎ注意報♡ (莉犬×るぅと) ※12/14公演 1部
• M13 – ウツロ
• M14 – ファーストバイト
• M15 – Since 1998.
• M16 – 光
• M17 – 迷い星の歌
• M18 – ルマ
• M19 – メドレー SWEETHEART / ラブヒーロー / 恋のつぼみ
• M20 – よくできました◎
• M21 – Kizuna
• EN1 – エンドロールのその先へ
• EN2 – 聞こえますか ※12/13公演・12/14 公演2部
  • タイムカプセル ※12/14公演 1部
• EN3 – 君の方が好きだけど
• EN4 – 人生勝利宣言！ ※12/14公演 2部のみ

莉犬 プロフィールとオフィシャルリンク

株式会社STPRが活動をサポートする2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のメンバーである莉犬は、赤色担当としてインターネット動画配信を中心に人気を集めています。YouTubeチャンネル登録者数は225万人、TikTokフォロワー数130万、各SNSの合計フォロワー数は856万人にのぼります（2025年12月現在）。

歌ってみた動画の制作に加え、アニメ制作も手掛けるなど多彩に活躍しています。2024年7月公開の「すとぷり」初となるアニメ映画『劇場版すとぷり はじまりの物語～Strawberry School Festival!!!～』では主演声優に抜擢され、声優としても活動の幅を広げました。同年10月には冠ラジオ番組がスタートし、2025年5月にはオリジナルアニメの漫画が発売。同年8月には3rdフルアルバムリリースと日本武道館でのワンマンライブ2DAYSを開催し、12月には追加公演を2DAYSで実施しました。

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