ムーミン原作シリーズ出版80周年を記念し、トーベ・ヤンソンが戦争への想いを込めた名作『ムーミン谷の彗星』をパペット・アニメーション化した『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』が、2025年10月24日より全国で2週間限定再上映されます。
目次
『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』再上映 概要
- 上映作品: 劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション
- 上映期間: 2025年10月24日(金)より2週間限定上映
- 主な上映劇場:
- 東京:新宿ピカデリー
- 名古屋:ミッドランドスクエアシネマ
- 大阪:なんばパークスシネマ
- ※公開劇場は順次追加予定です。上映日や上映時間は各劇場にご確認ください。
- 製作年/国/言語/尺: 2010年/フィンランド・ポーランド・オーストリア/英語/75分
- 英題: Moomins and the Comet Chase
『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』再上映 詳細
原作者トーベ・ヤンソンの想いが込められた普遍的な物語
本作の原作は、1946年にトーベ・ヤンソンによって執筆された『ムーミン谷の彗星』です。ムーミン原作シリーズ出版80周年、そして戦後80年という節目の年に再上映されるこの作品は、原作者トーベ・ヤンソンが戦争や原爆への想いを込めて書いたと言われています。彗星によって地球が滅ぼされる危機に直面するムーミン谷の姿は、自然と対峙していかなければならない現代の私たちにも通じる普遍的なテーマを描いており、子どもから大人まで楽しめる奥深さとユーモアに満ちています。
温かみのあるパペット表現と豪華な制作陣
『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』は、トーベ・ヤンソン自らが監修したポーランド製作のTVシリーズ(1978〜82年)をカラー修正し、キャラクターたちの台詞と新たなアニメを追加して再編集された作品です。愛らしいフェルトのパペットが繰り広げる愛と友情と冒険の物語は、観る者の心を温めます。
また、主題歌にはトーベと「ムーミン」の大ファンであるアイスランドの歌姫ビョークが“The Comet Song”を提供。声の出演には、マックス・フォン・シドー(ナレーション)、ステラン・スカルスガルド(ムーミンパパ)、アレクサンダー・スカルスガルド(ムーミントロール)、ピーター・ストーメア(スナフキン)、マッツ・ミケルセン(スニフ)、ヘレナ・マットソン(スノークのお嬢さん)といった北欧の名優たちが名を連ねており、フィンランドで生まれ世界中にファンを広げた「ムーミン」らしい国際的なコラボレーションが実現しています。
『ムーミン谷の彗星』のあらすじ
ある朝、ムーミン谷が灰色に包まれていることに驚いたムーミントロールは、彗星が地球に向かっていることを知ります。この危機を調べるため、彼はスニフと共に天文台への旅に出発します。旅の途中で、ムーミントロールはスナフキンやスノークのお嬢さんといった新たな仲間と出会い、共に冒険を繰り広げます。果たして彗星はムーミン谷にやってくるのか、そしてムーミンたちはこの危機を乗り越えることができるのか、という物語が描かれます。
『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』を劇場で体験
ムーミン原作シリーズ出版80周年を記念した『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』の再上映は、2025年10月24日(金)より2週間限定です。この機会にぜひ劇場で、トーベ・ヤンソンの深いメッセージが込められた普遍的な物語を、温かみのあるパペット・アニメーションでご鑑賞ください。
最新の上映情報や劇場情報については、公式サイトをご確認ください。
予告編はこちらからご覧いただけます。
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