【Kindleセール】1巻がおためし無料中の「チェンソーマン」全巻読みました感想（ちょっとネタバレも）

主人公の少年デンジは、ある日殺されると同時に、ペットのように一緒に暮らしていた「チェンソーの悪魔」のポチ太と合体、デンジをチェンソーの悪魔として蘇ります。そして公安のマキマという美女に拾われて、デビルハンターになるのだが…と言うところから物語は始まります

デンジが元からなのか、悪魔と合体したからなのか、めちゃくちゃな感性で、発言や行動がイチイチぶっ飛んでいるんで、ものすごいテンションで、気づいたら１巻が読み終わってる、と言うくらい面白いです。

公安デビルハンター、デンジをデビルハンターにしたマキマ、マキマの部下でデンジと暮らすことになるアキなど、それぞれに謎めいた過去や秘密がありそうです（というかあります）。

チェンソーマンの世界では悪魔が人間の死体を乗っ取ると魔人となります。
デンジの同僚・パワー（ひどい名前）は「血の悪魔」の魔人、デンジと気が合うレベルでめっちゃくちゃな言動・行動です。無邪気でかわいいですよね。

ネタバレを含む感想は後半に書きます。

紙のコミックでは人気ゆえ売り切れが続くなどがありましたがKindleなら、いつでも購入可能です

最初は、なるほど悪魔を殺すバトルマンガなのね、デンジが破天荒すぎてすごいや、なんて笑いながら読んでいたんですが、7巻あたりのデパートでのバトルが終わってラストが近づいた9巻、マキマの正体が分かったところでようやく、ものすごく細かく巧妙に作られた物語・世界観だったということに気づきました。

例えば、アキの死に方、アキが生き残らないキャラクターであることを序盤から暗示しつつ、彼がデビルハンターになるきっかけとなった銃の悪魔に返信して、デンジに殺される、というシナリオを影で操っているマキマの圧倒的なラスボス感には痺れました。

マキマが壊したはずのパワーとの絆が、マキマを倒す、という展開もアツかった。

終わり方も強烈でしたね。アニメ化が楽しみです。