青江又八郎、26歳。江戸・裏店(うらだな)にて、生活のため用心棒稼業に手を染める。妾宅(しょうたく)の犬の用心棒から始まって、様々な用心棒をつとめるが……。家の事情にわが身の事情、用心棒の赴くところ、ドラマがある。青江又八郎は二十六歳、故あって人を斬り脱藩、国許からの刺客に追われながらの用心棒稼業。だが、巷間を騒がす赤穂浪人の隠れた動きが活発になるにつれて、請負う仕事はなぜか、浅野・吉良両家の争いの周辺に……。江戸の庶民の哀歓を映しながら、同時代人から見た「忠臣蔵」の実相を鮮やかに捉えた、連作時代小説。【目次】犬を飼う女娘が消えた梶川の姪夜鷹斬り夜の老中内儀の腕代稽古内蔵助の宿吉良邸の前日最後の用心棒本文より又八郎が町を歩いて行く。月代(さかやき)がのび、衣服また少々垢じみて、浪人暮らしに幾分人体が悴(やつ)れてきた感じだが、そういう又八郎を擦れ違う女が時どき振りかえる。振りむくのは、垢じみている衣服を憐れむわけではないだろう。又八郎は長身で、彫りが深い男くさい顔をしている。痩せて見えるが、肩幅は十分に広く精悍な身体(からだ)つきだ
ピックアップセール
Kindleがおトクになる!
Kindleのセール情報が毎日更新!
逃さず、おトク情報をチェックしよう!
無料や半額、Kindleはセールがたくさん!欲しかった作品をおトクに手に入れよう!
運営・記事の筆者プロフィール
名前:きんとく(@kindle_kr9)
IT会社につとめながら、2019年からほぼ毎日Kindleのセール情報を更新しています。
役に立つお得情報をモットーに、Amazon公式にではない「隠れセール」なども含む、さまざまなセール情報をお届けします!






