SteelSeries「Aerox 3 Wireless Gen 2」は、最大4,000Hzのポーリングレートと約68gの軽量ボディが特徴のワイヤレスゲーミングマウスです。
スペックだけ見るとFPS向けの性能が目立ちますが、実際に気になるのは「1,000Hzから4,000Hzに変えると違いが分かるのか」「68gの軽さは扱いやすいのか」「高ポーリングレート時のバッテリーはどの程度減るのか」といった部分ではないでしょうか。
今回はGhostカラーを自費で購入し、VALORANT、Overwatch 2、Apex Legends、Aim Trainer、普段のブラウザ作業などで5日間使用しました。
※本製品は編集部が自費で購入してレビューしています。購入時はAmazonで表示価格16,480円、33%タイムセール適用後11,091円でした。価格・在庫は変動します。
Aerox 3 Wireless Gen 2を使って分かった結論
Aerox 3 Wireless Gen 2を使って最も好印象だったのは、実測68gの軽さと、滑りの良いソールによる振りやすさでした。
左:G705 右:Aerox 3
普段使っているLogicool G705から持ち替えると軽さの差は分かりやすく、FPSでマウスを大きく振る操作も軽快です。最初はやや止めにくさを感じたものの、数日使うと「軽すぎて制御しづらい」というほどではありませんでした。
4,000Hzについては、Aim Trainerでは1,000Hzより4,000Hz側のスコアが高い結果になりました。一方、操作中に「明らかに滑らかになった」と感じるほどの体感差はありません。
注意したいのがバッテリーです。2.4GHz接続・4,000Hz・RGB ONで使用した際は消費が大きく、常時4,000Hzで運用するより、ゲーム中だけ4,000Hz、普段使いは1,000Hz以下へ切り替える使い方が現実的だと感じました。
今回の購入価格11,091円なら総合的な満足度は高く、評価は5段階中4。通常価格に近い16,480円前後で購入するなら、他のゲーミングマウスも含めて比較して選びたいというのが結論です。
レビュー環境
- 使用期間:5日間
- 実使用時間の目安:約40時間
- 接続方法:2.4GHzワイヤレス接続
- 使用PC:Windows 11 Pro / Core i5-14400F / GeForce RTX 4060 Ti / メモリ32GB
- モニター:3440×1440 ウルトラワイド / 165Hz
- プレイタイトル / 用途:VALORANT / Overwatch 2 / Apex Legends / Aim Trainer / ブラウザ作業
- DPI:800DPI
- 持ち方:つかみ持ち
- 手のサイズ:中指先〜手首 約15cm / 横幅 約8cm
- 比較対象:Logicool G705
- 使用マウスパッド:GravaStar
Aerox 3 Wireless Gen 2のスペックと特徴
Aerox 3 Wireless Gen 2は、最大4,000Hzのポーリングレートに対応したワイヤレスゲーミングマウスです。
項目 |
内容 |
|---|---|
タイプ |
ワイヤレスゲーミングマウス |
接続 |
2.4GHzワイヤレス / Bluetooth |
センサー |
TrueMove 26K |
最大DPI |
26,000DPI |
トラッキング速度 |
400IPS |
最大加速度 |
40G |
ポーリングレート |
最大4,000Hz |
重量 |
約68g |
ボタン |
6個のプログラム可能ボタン |
マウスフィート |
100% PTFE |
防塵・防水 |
IP54準拠 AquaBarrier |
バッテリー |
現行公式ページでは2.4GHz最大120時間 / Bluetooth最大200時間 |
公式ではTrueMove 26Kセンサー、1mmのリフトオフ距離、100% PTFE製マウスフィートなども特徴として挙げています。
なお、今回購入したAmazonの商品ページでは平均持続時間80時間のバッテリー駆動が案内されていました。一方、現行の公式商品ページでは2.4GHz最大120時間、Bluetooth最大200時間と案内されています。
ポーリングレートやRGBなどの設定でも消費は変わるため、バッテリーについては公称値だけでなく、実際に使った際の減り方も確認しました。
Ghostカラーは半透明ボディにRGBが柔らかく広がる
Ghostは半透明のホワイト系ボディで、内部のRGBがボディ越しにぼんやりと拡散して見えます。
ギラギラと強く発光するというより、少し淡く柔らかい光り方です。特に横から見たときは1トーン薄く見え、今回のレビューではデザイン・質感を5段階中5と評価しました。
ハニカム構造のため、手のひらが触れる部分には凹凸があります。ざらついた感触が苦手な人は好みが分かれそうですが、今回の使用では特に気になりませんでした。
本体のたわみやきしみ、クリックやホイールのガタつきなど、外観・ビルド品質で大きく気になる点もありませんでした。
使用感レビュー
持ちやすさ
今回は手の長さ約15cm、横幅約8cmのつかみ持ちで使用しました。
最長で約240分連続使用しましたが、手や腕の疲れは特に気になりませんでした。手のひらが当たる部分はハニカム構造になっていますが、今回の使用では蒸れや手汗も気になっていません。
一方、普段使っているG705と比べると、センサー位置が後ろ寄りに感じられました。同じ800DPIでも少しもたつくように感じ、ゲーム中は普段より手首を大きく振っていた印象があります。
形状やセンサー位置は普段使っているマウスとの相性もあるため、乗り換え直後はDPIやゲーム内感度を微調整した方が扱いやすいでしょう。
ゲームでの使用感
VALORANT、Overwatch 2、Apex Legendsなどで使用しました。
68gと軽量なため、視点を大きく振る動作は軽快です。高速フリックや細かな追いエイムでも、センサー飛びや不自然な挙動は確認できませんでした。
マウスを持ち上げて置き直す操作でも、カーソルが意図せず動いたり照準が大きくズレたりすることはなく、自然に操作できています。
1,000Hzと4,000Hzを比較
最大の特徴である4,000Hzを確認するため、同じPC・同じ800DPIで1,000Hzと4,000Hzを切り替えてAim Trainerを実施しました。
テスト時は165Hzモニターを使用し、ゲーム側は約144fpsです。
2回ずつ試したところ、いずれの記録でも4,000Hz側のスコアが1,000Hz側を上回りました。
※試行回数が少ないため、このスコア差が4,000Hzによるものとは断定できません。また、実際に操作している最中の体感差は小さく、4,000Hzへ切り替えた瞬間に明確な違いが分かるほどではありませんでした。
4,000Hz使用時に目立ったFPS低下やカクつき、入力の不安定化も感じていません。
今回の環境では、4,000Hzは「大きな体感差を求めて使う」というより、FPS時に少しでも高いポーリングレートを使いたい人向けの機能という印象です。
クリック感
メインクリックは、押したあとに強く跳ね返るタイプではなく、反発はやや控えめです。
ゲーム中に押しにくさや疲れは感じず、連打も問題なく行えました。ただし、反発が強く軽快に戻るクリックに慣れている場合は、少し重く感じる可能性があります。
ホイールはG705と比べるとやや重めでした。
サイドボタンは適度な押しごたえがあり、意図せず押してしまうことはありませんでした。誤入力しにくい点はゲーム中でも使いやすく感じます。
実測68g|ソールも滑りが良い
実測重量は68gでした。
普段使っているLogicool G705から持ち替えると、振り出しの軽さはかなり分かりやすく感じます。
ソールは本体前方と後方に配置されており、滑りも良好です。68gという軽さも相まって大きく振りやすい一方、G705から移行した直後は少し止めにくく感じる場面もありました。
数日使うと「軽すぎて制御できない」というほどではなく、今回最も良かった点として挙げたいのは、振りやすさと止めやすさのバランスを取りやすかったことです。
2.4GHz接続は約1mでも安定
ドングルはPC本体へ直接挿し、マウスまでの距離は約1m。周囲では無線ヘッドセットも使用しています。
この条件で、切断、カーソルの引っかかり、センサー飛びは一度も確認できませんでした。
付属の延長アダプターを使えばUSB-A環境でも接続でき、ドングルとアダプター自体も小型です。付属USBケーブルも柔らかいため、充電しながら使う場合でも比較的操作しやすく感じました。
4,000Hz+RGBではバッテリー消費に注意
今回、2.4GHz接続・4,000Hz・RGB ON・Low Power Mode OFFの条件でバッテリーを確認したところ、30時間あまりで残量は100%から18%まで低下しました。
少なくとも今回の使い方では、4,000HzとRGBを常時有効にするとバッテリーの減りは早いと感じました。
バッテリーを重視するなら、RGBをOFFまたは弱めにし、普段のブラウザ作業などでは1,000Hz以下、FPSを遊ぶときだけ4,000Hzへ上げる運用が使いやすいでしょう。
SteelSeries GGは初期設定しやすい
SteelSeries GGの初期設定は大きく迷うことなく、約15分で完了しました。
今回は800DPIを基本に、1,000Hz・2,000Hz・4,000Hzを切り替えて使用。ファームウェア更新や認識トラブルもありませんでした。
本体のDPIボタンから5段階でDPIを切り替えられる点も便利です。ゲームとブラウザ作業で感度を変えたい場合に、ソフトを開かず切り替えられます。
メリット・デメリット
実際に使って感じた良い点と、購入前に知っておきたい点をまとめます。
メリット
- 実測68gで、大きく振る操作が軽快
- ソールの滑りが良く、軽さとのバランスが取りやすい
- 2.4GHz接続は今回の約1m環境で安定していた
- 4,000Hz使用時もカクつきや入力の不安定化を感じなかった
- 約4時間の連続使用でも疲れや蒸れが気にならなかった
- Ghostカラーの半透明ボディと柔らかなRGBがきれい
- DPIを本体ボタンから5段階で切り替えられる
デメリット
- 4,000Hz+RGB ONではバッテリー消費が大きく感じる
- 1,000Hzから4,000Hzへ変えても、今回の環境では明確な体感差までは分からなかった
- G705と比べるとセンサー位置が後ろ寄りに感じ、慣れるまで微調整が必要だった
- クリックの反発は控えめで、ホイールはG705よりやや重め
- ハニカム部分のざらつきは好みが分かれそう
こんな人におすすめ
Aerox 3 Wireless Gen 2は、
- 軽量ワイヤレスゲーミングマウスを初めて試したい人
- つかみ持ちで扱いやすいマウスを探している人
- FPSで4,000Hzを試してみたい人
- 半透明ボディから柔らかく光るRGBデザインが好きな人
- ゲームと普段使いでポーリングレートを切り替えて使える人
に向いていると感じました。
逆に、バッテリー持ちを最優先する人、4,000Hz+RGBを常時ONにしたまま充電頻度を抑えたい人、現在使っているマウスの形状やクリック感に強いこだわりがある人は、購入前に条件を確認した方がよいでしょう。
11,091円のセール価格なら満足度は高い
今回Amazonで購入した際の表示価格は16,480円でしたが、33%タイムセールにより11,091円で購入しました。
5日間使ったうえで「いくらなら買ってよかったと思えるか」と考えた価格は13,000円前後です。
11,091円で購入できた今回の条件なら、68gの軽さ、4,000Hz対応、安定した2.4GHz接続、Ghostカラーのデザインまで含めて満足度は高いと感じました。
一方、16,480円前後になると、他のゲーミングマウスも含めて比較してから選びたい価格帯です。
まとめ
Aerox 3 Wireless Gen 2は、
- 実測68gの軽量設計
- 最大4,000Hz対応
- TrueMove 26Kセンサー
- 安定して使えた2.4GHz接続
- Ghostカラーの半透明デザイン
などが特徴のワイヤレスゲーミングマウスです。
実際に5日間使ってみて、最も魅力を感じたのは68gの軽さ、滑りの良いソール、Ghostカラーのデザインでした。
4,000HzはAim Trainerでは1,000Hzより高いスコアになったものの、今回の環境では体感できるほど大きな差ではありません。一方で4,000Hz使用時のカクつきや入力の不安定化は感じず、FPS時に高ポーリングレートを使いたい人には試しやすい機能です。
注意したいのは4,000Hz+RGB使用時のバッテリー消費です。普段使いまで4,000Hzへ固定するより、用途に応じてポーリングレートを切り替えた方が扱いやすいでしょう。
今回の11,091円というセール価格なら総合評価は5段階中4。特に、これから軽量ゲーミングマウスを試してみたい人や、セール時に1万円台前半で購入できる人には候補にしやすい1台でした。














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