今注目を集めている光回線サービスの「auひかり」。
他社とほぼ同等の料金で、最大5Gbpsまでの速度を体感することができます。(対応機器が必要)
auひかりを契約するにあたり情報を検索してみると、かなり高額のキャッシュバックを提示している業者があります。
しかし実際はさまざまな条件がついており、満額を受け取るのは困難なことも多いのです。
本当にお得なキャッシュバックはどこか、選ぶ上で注意すべきことをまとめました。
なおキャッシュバックの内容は2018年12月時点でのものであり、今後変更になる可能性があります。
出典: www.au.com
目次
auひかりの公式キャンペーンをチェックしよう
キャッシュバックがお得かどうか比較する上で基準となるのは、公式サイトから申し込んだ場合の価格です。
auひかりで実施されているキャンペーンは、こちらのページから確認することができます。
純粋なキャッシュバックはない
auひかりの公式キャンペーンでは、無条件でもらえるキャッシュバックはありません。
ただし条件付きながらいくつかのキャンペーンはありますので、そちらを紹介しておきます。
なおこのキャンペーンは、他社を経由して申し込んだ場合でも適用されます。
出典: www.au.com
他社サービスの解約違約金を還元
インターネットを乗り換えるときに気になるものの1つが、契約の解除にかかる違約金です。
更新月であればそれもありませんが、2年や3年も待っていられないということもあるでしょう。
auひかりに乗り換える場合、契約解除にかかる違約金を最大30,000円まで還元します。
出典: www.au.com
ただし条件として、「ずっとギガ得プラン」に加入する必要があります。
ネットだけの申込みでは還元対象にならないほか、3年契約の縛りがあり、やや条件は厳しめでしょう。
またauひかりのプロバイダ間、auスマートバリュー対象サービス、KDDI指定のケーブルテレビからの乗り換えには適用されません。
さらに利用するプロバイダによっても、最大還元額は異なります。
対象プロバイダ |
最大還元額 |
@nifty、@T COM、au one net、BIGLOBE、So-net |
最大30,000円 |
ASAHIネット、DTI |
最大15,000円 |
あくまで「違約金の還元」ですから、全額受け取れる可能性は低いことを理解しておきましょう。
auスマホ契約で還元
auひかりに合わせてauスマホに乗り換えようと考える人も多いと思います。
セットで利用すれば、月々のスマホ代が安くなりますからね。(利用方法による)
そのような人に向けて、10,260円の還元サービスもあります。
出典: www.au.com
条件はauひかりとセットでauスマホを申し込み、auスマートバリューに加入すること。
そして2年契約であることです。
現金での還元ではなく、auウォレットカードへのチャージとなる点は注意しておきましょう。
実質キャッシュバック額を比較
公式サイトや代理店、プロバイダでauひかりを契約する場合のキャッシュバックをまとめました。
代理店やプロバイダはこれがすべてではなく、主なもののみ取り上げました。
サイトの表示金額ではなく、オプション契約なし、工事費割引を含まない金額を記載しています。
そのため、各サイトに表記されている最大キャッシュバック額とは違いがあります。
実質キャッシュバック額 |
条件 |
|
0円 |
||
43,000円 |
プロバイダにBIGLOBEを選択(他は減額) |
|
40,000円 |
プロバイダにBIGLOBEを選択 |
|
43,000円 |
プロバイダにBIGLOBEを選択(他は減額) |
|
(プロバイダ) |
50,000円 |
開通から12ヶ月目と25ヶ月目の月初2日目から45日以内にメールから手続き |
(プロバイダ) |
50,000円 |
開通から3ヶ月後の15日から45日以内にメールから手続き |
プロバイダと契約する方法として、代理店を経由するパターンと、プロバイダに直接申し込むパターンがあります。
どちらから申し込むかによって特典の内容が変わりますので、十分に確認して申し込むようにしましょう。
メール連絡が不要な代理店では、申込時に口座を聞かれますので、そのときに答えさえすればそれでOKです。
もし聞かれなかった場合は、こちらから質問してみましょう。
その他細かな条件を申し込み前にチェックし、もらい忘れがないようにしましょう。
au光の申込先を選ぶ際に注意したいポイント
営業による勧誘は断る
インターネット契約関係では、聞き慣れない業者から営業に来る、あるいは電話がかかってくることもあります。
公式サイトや大手の代理店では、ネット広告などにより契約を取れるので、わざわざ営業することはほとんどありません。
中小の代理店がすべて悪質というわけではないのですが、予定外のオプションを付けられたり、説明されていたキャッシュバックがなかったりといったトラブルは少なくありません。
この手の契約がお得であるというケースはほぼないので、きっぱり断ってネットで申し込むことをおすすめします。
条件をよく確認する
「auひかり キャッシュバック」などで検索すると、かなりの額のキャッシュバックを提示している代理店のサイトがあります。
私が調べた範囲では、最大で15万円に迫るキャッシュバックを提示している代理店もありました。
ではここから申し込むのがお得なのかというと、そうとはいい切れません。
この代理店が提示しているキャッシュバック額について調べるとからくりがあり、
- 公式の乗り換えキャンペーンを合算している
- 工事費割引を合算している
- プロバイダの指定がある
- オプション加入が必須(月額3,000円程度)
- 即日申込完了
- 内容が異なるキャンペーンを多数実施
など非常に複雑になっていることが分かりました。
また受け取り方法に関しても、サイト記載の内容と受付時に電話で伝えられる内容が異なるとの報告もあります。
たとえキャッシュバック額が多くても、信頼性の低い代理店を通すことはおすすめできません。
受け取り方法が複雑なことも
そして大きな落とし穴が、キャッシュバックの受け取り方法です。
受け取り方法や受け取り期日に制約があり、キャッシュバックを受け取り忘れてしまうケースも少なくありません。
キャッシュバックの連絡は、契約時に付与されたメールアドレスに届くことがほとんどなので、普段使っていないと見落としてしまいがちです。
開通してすぐであれば、まだキャッシュバックを意識してメールをチェックしていることもあるでしょう。
しかし多くの場合、メール連絡が数カ月後であり、しかもメールが届いてから一定期間内に手続きをしないと消滅してしまいます。
中には受け取り方法を明記していない申込先もあるので、少しでも疑問に感じるところがあれば避けたほうが無難です。
不安がある場合は、例えばBIGLOBEのようにキャッシュバックか月額料金の割引かを選択できる場合もありますので、こちらを利用するのも一つの手でしょう。
ホームタイプとマンションタイプでキャッシュバックが異なる
お住まいの住居のタイプにより、契約するプランがホームタイプとマンションタイプに分かれます。
タイプによってキャッシュバック額が異なる場合もありますので、よく確認しておきましょう。
auひかりのプロバイダによる違いとは?
auひかりを利用する場合、合わせてプロバイダと契約する必要があります。
回線を提供するのがauひかりで、家庭と回線をつなぐ役割を担うのがプロバイダです。
執筆時点(2018年12月時点)では以下の7のプロバイダ(1ギガコース)があり、どれを選ぶべきかは難しい問題です。
- @nifty
- @T COM
- Asahi.Net
- au one net
- BIGLOBE
- DTI
- So-net
そこでプロバイダを選ぶポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
キャッシュバックの有無
キャッシュバックを実施しているところと、そうでないところがあります。
月額料金が安くなったり、工事費負担であったり、プロバイダによってさまざまな還元策を実施していますので、よく比較してみましょう。
通信速度
回線は同じauひかりであっても、選んだプロバイダによって通信速度は異なります。
基本的には大手のほうが設備が充実しており、トラブルが起きたときの対応も速いのですが、契約者が多いとその分混雑しやすいデメリットもあります。
同じプロバイダでも地域によって通信環境が異なることもあるので、ネット上の口コミがそのまま当てはまるとも限らないのが難しいところです。
通信速度は大切な要素ですが、比較材料に加えるのは難しいのが実情です。
契約年数
プロバイダによって契約の形態が異なります。
2年契約などの縛りがある場合、更新月以外の解約では違約金を取られることもあります。
それほど厳しい条件を要求するプロバイダはないですが、念のため確認しておきましょう。
独自サービス
プロバイダによってさまざまな独自サービスを実施しています。
無料で受けられるものも多いので、比較材料の一つになるでしょう。
- ルーターの種類
- メールアドレスの数
- セキュリティサービス
主に異なるのはこの3点ですので、チェックしてみてください。
【まとめ】auひかりをお得に契約しよう
auひかりのキャッシュバックについてお話してきました。
申込先によってキャッシュバックの内容は大きく異なりますので、よく検討して申し込むようにしましょう。
そして申し込んだ後は、キャッシュバックを受け取るのを忘れないようにしましょう。
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