Amazonプライム(アマプラ)の解約・退会に関する手順や返金、無料体験中のキャンセル、解約のタイミング、注意点などを解説しています。Amazonプライムの解約を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Amazonプライム解約の基本情報
Amazonプライムは、AmazonのWebサイトやアプリ、電話・チャットで解約できます。解約のタイミングは基本的に「次回更新日での解約」で、利用状況によっては「今すぐ解約」を選択ができます。Amazonプライムの無料体験期間中の場合も、有料会員への自動更新したくない場合はキャンセル手続きが可能です。
Amazonプライムの解約手順
Amazonプライム会員を解約する方法としては、主に以下の3種類があります。Amazonのショッピングアプリをスマートフォンから削除したりアカウントからログアウトしても、プライム会員は解約されません。必ずWebやアプリ等で解約手続きを行いましょう。
1. Webサイト(PC・スマホ)での解約手順
PCまたはスマートフォンでAmazonのWebサイトにアクセスし、解約手続きを行う方法です。
- Amazonサイトにログインし、トップページへ移動します。
- 画面右上の「アカウント&リスト>プライム会員情報」、もしくは「画面左上のメニューボタン『すべて』>プライム」を選択します。
- 次の画面で「会員情報を更新し、プライムをキャンセルする」を選択します。
- 次の画面で「プライム会員資格を終了し、特典の利用を止める」を選択します。
この時に「更新前に知らせを受け取る」にチェックを入れておくと、会員資格が終了する3日前にメールで通知を受け取れます。
- 次の画面で「○○年○月○日に終了」を選択します。
- 次の画面へ進み、解約のタイミング(「〇〇(契約期間終了日)特典と会員資格を終了」または、利用状況により選択可能な「今すぐ解約する」)を選択したら、解約手続き完了です。
2. Amazonアプリでの解約手順
Amazonショッピングアプリから手続きします。
- Amazonアプリを開き、アカウントにログインします。
- 画面下にあるアカウントのタブから「アカウントサービス」をタップします。
- 「プライム会員情報の設定・変更」をタップします。
- 「プライム会員情報の管理」をタップし、メニューを開きます。
- 「会員情報を更新し、プライムをキャンセルする」をタップします。
- 「プライム会員資格を終了し、特典の利用を止める」を選択します。この時点ではまだ解約できていないので、注意しましょう。また、この時に「更新前に知らせを受け取る」にチェックを入れておくと、会員資格が終了する3日前に通知を受け取れます。
- 画面上の指示に沿って操作し、確認画面で「特典と会員資格を終了」を選択します。年間プランを利用している場合は、月間プランへの変更の案内が表示されます。
- 「特典と会員資格を終了する」または、利用状況により選択可能な「今すぐ解約する」をタップして完了です。
3. 電話・チャットでの解約手順
電話もしくはチャットでAmazonカスタマーサービスへ問い合わせして、オペレーターに解約を依頼する方法を紹介しています。カスタマーサービスは24時間対応しているので、いつでも対応できます。
電話・チャットで解約する
- チャットまたは電話を選択: カスタマーサービスのページまで進むと、「今すぐチャットを開始する」と「今すぐ電話をリクエストする」が表示されます。いずれか希望の方を選択します。電話の場合は、電話番号を入力してリクエストすれば、Amazonから折り返しの電話があります。チャットの場合は、自動チャットボットとやり取りした後に、オペレーターに繋いでもらいます。
- オペレーターに「Amazonプライムを解約したい」と伝えて、解約手続きを進めてください。解約にあたっての質問がある場合は、この時に質問するとスムーズに進められます。
Amazonプライム解約時の返金について
Amazonプライムには、契約期間中に解約した場合に会費の一部が返金される制度があります。
返金制度の概要
利用した頻度で返金額が算出される
Amazonプライムの返金制度は、会員期間中にAmazonプライム特典を利用した頻度によってAmazonのシステムから自動で算出されます。日割り計算ではなく、Amazonプライムの特典の未利用分が返金額として算出されるシステムとなっています
プライム特典を全く利用していない有料会員の場合は、現在の会員期間中の会費の全額返金を受けられます。(参照:利用規約)
特典の利用頻度が高い場合は契約してから時間が経ってない場合でも、返金額が少なくなる場合や返金されない場合もあります。また、Amazonプライム特典を利用している場合の算出方法は明示されていません。そのため、具体的な返金額をユーザー側では計算できません。
Amazonプライムは、月額払い・年額払いのいずれかで契約しますが、いずれで契約している場合も返金制度の仕組みは同じです。
返金されないケース
返金額はプライム会員特典の利用頻度で算出されるため、頻繁に利用しているユーザーの場合は、返金額が減っている・返金がない場合があります。この場合は「次回更新日での解約」の方がユーザーへのメリットが大きいという点から、「次回更新日での解約」のみが解約の選択肢として表示されます。
返金先と処理の日数
解約した時の返金は、プライム会費の支払いに利用した支払い方法で行われます。クレジットカードで支払った場合は、登録したクレジットカードに返金されます。
Amazonギフトカードで支払っている場合、先にクレジットカードでの支払い分を返金し、その後に残額がAmazonギフトカード残高へ返金されます。
Amazonからの返金手続きは約2~3営業日以内に処理されます。実際の返金までの日数は、利用しているクレジットカード会社により異なります。
解約に適したタイミング
Amazonプライム会員を解約するタイミングは、「次回更新日での解約」 と 「今すぐ解約(即時解約)」 の2種類から選択できます。どちらのタイミングで解約するべきかは、ユーザーのプライム特典の利用状況から判断するのがおすすめです。
解約タイミングの違い
次回更新日での解約
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- 次回更新のタイミングまでAmazonプライムを使いたいが、そのタイミングでAmazonプライムは終了したいというユーザーにおすすめの解約方法です。
- 現在契約している会員期間終了までプライム特典を利用できます。
- 会員期間終了日(次回更新日)に、プライム会員登録または更新を行った時刻で会員資格が自動的に終了となります。
今すぐ解約(即時解約)
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- 「プライム特典をほとんど利用していない」「これからも利用する予定がない」というユーザーにおすすめの解約方法です。ユーザーの利用状況によっては、選択できないことがあります。lk,
- 解約手続き完了後、すぐにプライム会員特典は利用できなくなります。
- ユーザーの特典利用状況によっては、会費の返金が行われる場合があります。
- 契約期間中、会員特典を頻繁に利用した・もうすぐ契約期間が終了する場合は、返金額が少ない場合があり、メリットはあまりありません。この場合は、更新日までプライム特典が受けられる「次回更新日で解約」した方がユーザーにメリットがあります。
「今すぐ解約する」ボタンが表示されない場合がある
プライム特典を頻繁に利用している場合、返金額が減ってしまう場合や返金がない場合があります。この場合は、解約の選択肢が「次回更新日での解約」のみが表示され、「今すぐ解約する」というすぐに解約できる選択肢は表示されません。このようになる理由は、返金がないユーザーにとっては会員期間が終了するまで特典を利用できた方がメリットが多いためです。このような場合は、「今すぐ解約する」が表示されないデメリットはユーザーにはありません。
どちらのタイミングを選ぶべきか
- プライム特典をほとんど利用していない・今後も利用する予定がない場合: 「今すぐ解約」を選んで、その時点でのプライムを解約した場合の返金額を確保した方がメリットが大きくなります。
- これまで特典を頻繁に利用してきた・期間終了まで特典を利用したい場合: 「次回更新日での解約」を選び、会員期間終了日までプライム特典を利用した方がユーザーにメリットが大きいと言えます。この場合、次回更新日に自動で解約されます。「更新前にお知らせを受け取る」にチェックを入れると、更新日3日前に通知してもらえます。
次回更新日を確認する方法
現在利用しているAmazonプライム会員期間や次回更新日の日時は、WebサイトやAmazonアプリにある「プライム会員情報の管理」の画面で「会員資格更新日」として表示されています。
「一時停止」とは?
解約手続きをする際に、「次回更新日での一時停止」という選択肢が表示されます。どちらも現在の会員期間が終了する際にプライム特典が利用できなくなり、会費の請求も停止するという点で共通しています。
一時停止との違い
プライム会員の「一時停止」と「次回更新日での解約」の違いは、主に再開する時の手続き方法です。
- 一時停止:ワンタップで利用の再開ができる。
- 次回更新日での解約:利用再開には、改めて会員登録が必要
Amazonプライムの利用を再開する可能性がある場合は、解約よりも一時停止という選択肢を選ぶのも検討しましょう。
Amazonプライムの無料体験期間中に解約する
初めてAmazonプライムに初めて登録する場合は、無料体験機関として30日間利用できます。この無料体験期間中の場合も、ユーザーは有料会員に移行する前にキャンセル(解約)手続きができます。
無料体験期間の解約とは?
- 「特典と会員資格を終了」を選択して無料体験期間中に解約手続きを行った場合、無料体験期間が終了しても有料会員には移行しません。また、会費も請求されません。
- Amazonプライムの無料体験は、1つのアカウントで1回のみ利用できます。一度無料体験を終えているアカウントは、Amazonプライムに再度会員登録しても無料体験は適用されません。この場合は、会員登録した月から会費が請求されます。
有料会員への移行をしない設定
有料会員に自動更新しないように設定する場合は、有料会員が解約する場合と同じ手順でできます。解約手続きのページで「特典と会員資格の終了」を選択すると、無料体験終了日に自動で解約となります。この手続きをしておくと、有料会員に移行されることはありません。
Amazonプライム解約の注意点
Amazonプライムを解約する際の注意点は、以下の5点です。
プライム会員の特典はすべて利用できなくなる
解約手続きが完了すると、プライム会員限定の以下の特典がすべて利用できなくなります。
- 無料の配送特典(お急ぎ便やお届け日時指定便・特別取扱商品の取扱手数料無料で利用できる)
- Prime Video(見放題対象作品の視聴が追加料金なしで利用できる)
- Amazon Music Prime(聴き放題対象楽曲(1億の楽曲やプレイリスト)の再生を追加料金なしで利用できる)
- Amazon Photos(容量無制限の写真保存)
- Prime Reading(読み放題対象Kindle本の閲覧を追加料金なしで利用できる)
- Prime Gaming(対象ゲームのプレイを追加料金なしで利用できる)
- Amazonネットスーパーの利用
- Amazon Music Unlimitedの月額料金割引
- 先行タイムセールへの参加
- プライム限定価格での購入
- ベビー用おむつとおしりふきの定期おトク便15%OFF
- 2人までの家族との特典共有
「今すぐ解約」ですぐに解約した場合は解約手続きが完了した時点、「次回更新日時での解約」で解約する場合は次回更新日以降に特典が利用できなくなります。
見放題作品やダウンロードした作品も視聴できなくなる
Amazonプライム解約すると、Prime Videoで見放題の作品やダウンロードした作品が視聴できなくなります。Prime Videoで作品をすべて視聴してから解約するようにしましょう。この場合、プライム特典とは別に購入・レンタルしたビデオコンテンツの場合は、プライム解約後も引き続き視聴が可能です。
アプリ削除やログアウトは解約にはならない
Amazonプライムは、Amazonショッピングアプリをスマートフォンから削除したり、Amazonアカウントからログアウトしたりしただけでは、Amazonプライム会員の解約はできません。必ず解約手続きを行うようにしましょう。
手続きが完了したかどうかを必ず確認
- 解約手続きの途中で画面を閉じたり操作を中断したり、確認画面で「会員資格を継続する」などのボタンを誤って選択したりしてしまうと、解約が完了になりません。必ず最後まで手続きを行うようにしましょう。
- 逆に一度解約したのにプライム会員画面で「◯年◯月◯日以降のプライム会員資格を継続する」を押してしまうと、会員資格が復活してしまいます。操作をする場合は表示される内容をよく確認して進めましょう。
- 解約手続きが正常に完了した場合は、Amazonアカウントに登録しているメールアドレスに「Amazonプライム自動更新の解除」という件名のメールが送られてきます。解約手続きを行った場合は、このメールが送られてきているかを必ず確認しましょう。
- Amazonアカウントサービスの「Amazonプライム会員情報」の画面で、解約できたかどうかを確認できます。このページで「お客様はプライム会員ではありません」と表示されていれば、解約が正常に完了しています。
解約後にクレジットカードへ請求が来る場合もある
Amazonプライムを解約した月でも、クレジットカードの締め日や引き落とし日の関係で、前の月分の会費が翌月に請求されることがあります。これはクレジットカードのシステムによるものです。ユーザーとしては「解約したのに請求が来た」と感じることもありますが、混乱しないように気を付けましょう。
毎月15日にある請求日を過ぎて解約した場合や30日間の無料体験期間が終了した翌日などのタイミングで解約した場合は、前月分までが引き落とされるので注意しましょう
よくある質問
Q. Amazonプライムを解約した場合、保有しているAmazonポイントはどうなりますか?
A.Amazonポイントは、Amazonプライム会員資格とは別のサービスとなります。 Amazonプライム会員を解約した場合も、持っているAmazonポイントに影響はなく、消えることもありません。
Q. Amazonプライムの解約手続きは取り消せますか?
A. はい、解約手続きは取り消せます。ただし、「今すぐ解約する」で即時解約の手続きを行った場合は取り消せません。次回更新日での解約や一時停止の手続きをした場合は、「プライム会員情報の管理」画面で、「会員情報を更新し、プライムを継続する」もしくは一時停止取り消しの手続きを行えば解約を取り消しとなり、プライム会員資格を有効にできます。
Q. 故人のAmazonプライム会員を解約することは可能ですか?
A. 故人のAmazonアカウントのログイン情報がわかれば、一度故人のアカウントにログインして通常の手順で解約手続きできます。ログイン情報がわからない場合は、Amazonの専任サポートチーム([email protected])にメールで連絡する必要があります。この際にアカウントにアクセスする権限のある配偶者や親・子供などの家族が、故人の死亡診断書の写し、故人の家族・代理人であることを示す公的証明書類などの必要書類をメールに添付して送りましょう。この手続きによって、故人のAmazonアカウントは閉鎖され、プライム会員も解約となりますが、それと同時に故人のほしい物リストやAmazonポイントなどもすべて削除・消失となります。
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