Stream Deckは高い…そんな人向け?「AJAZZ AKP153E」をレビュー

攻略大百科編集部
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Stream Deckが便利そうで、いざ買おうとすると価格が気になる‥
そんな理由で、もう少し手を出しやすい“代替品”を探している人は多いはずです。

そこで気になるのが、15個のLCDキーを搭載した「AJAZZ AKP153E」

見た目はかなりそれっぽく、ショートカット操作や配信操作を手元にまとめられるデバイスとして売られています。

結論から言うと、AJAZZ AKP153Eは「Stream Deckっぽい使い方を安く試したい人」には候補になります。

この記事では、AJAZZ AKP153Eが「Stream Deckの安価な代替候補としてどこまでアリか」という視点で、スペックや特徴、向いている人まで分かりやすく整理していきます。

AJAZZ AKP153Eを使って感じた結論

AJAZZ AKP153Eは、“本家Stream Deckは高いから、まずは似た方向性のデバイスを試したい”という人向けの1台です。

15個のLCDキーで操作内容を見分けやすく、ショートカット、アプリ起動、配信操作などを手元に集約できるという意味では、たしかに狙っている役割はかなり近いです。

しかもAliExpressなどでは5,000~7,000円台で販売されており、手を出しやす価格設定です。

ただし、「安いStream Deck」として期待しすぎるとズレる可能性があります。

実際に使ってみると、映像編集などのクリエイティブな作業を効率化させるにはやや事足りません

AKP153Eは、「本家の完成度を期待して買うもの」ではなく、簡単な操作を短縮させる目的として見るのがしっくりきます。

レビュー視点

今回の記事では、次の観点で見ると分かりやすいです。

出典: www.elgato.com

  • Stream Deckの代替候補として成立するか
  • ショートカット用デバイスとして普段使いできるか
  • 価格差を考えれば納得できる完成度か
  • ソフト面の弱さを許容できるか

AJAZZ AKP153Eのスペックと特徴

AJAZZ AKP153Eは、15個のLCDキーとサイドスクリーンを搭載した有線デスクトップコントローラーです。

スペック表

項目

内容

製品名

AJAZZ AKP153E

タイプ

LCDキー搭載デスクトップコントローラー

キー数

15キー

接続方式

有線

端子

Type-C

対応OS

Windows 7以降 / macOS 10.13以降

サイズ

130 × 80 × 60mm

重量

190g

スタンド

着脱式40°滑り止めスタンド

主な機能

キーのカスタマイズ、マクロ設定、サイドスクリーン表示

サイド表示

CPU / メモリ使用状況など

想定用途

配信、動画編集、音楽制作、画像編集など

上の仕様だけを見ると、「できること」はかなりそれっぽいです。
実際、ElgatoのStream Deck MK.2も15個のカスタマイズ可能なLCDキーを備えており、方向性そのものはかなり近いです。

違いは、その先のソフト体験とエコシステムにあると見たほうがよさそうです。

実機レビュー

早速本家Stream DeckとAJAZZ AKP153Eを並べて比較していきます。

専用ドライバ

左がStream Deck、右がAJAZZ AKP153Eのドライバです。

プラグインはここからダウンロードすることが可能です。

ストアを見ると、やはりどうしてもStream Deckの方ができることが多い印象ですが、AKP153Eでも比較的便利機能は揃っているように見えました。

ストアにて確認できたプラグインは以下のとおりです。

  • Discord制御系
  • Adobe各ソフト制御系
  • Blender関連
  • VTube Studio関連
  • OBS関連
  • Youtube関連
  • Steam関連
  • Twitch関連
  • LogicoolデバイスBattery表示
  • Minecraft関連
  • Slack関連

※その他多数

上記に加え、基本的なタイマーやカレンダー、CPU使用率やGPU温度などのシステム情報なども対応しています。

Stream Deckに寄せて設定してみる

次に、現在使用しているStream Deckに寄せて各設定をしてみます。

簡単な設定(操作短縮)

まずは簡単な操作短縮系でStream Deckを設定してみました。

以下の設定がされています。

キャプチャボードアプリ

立ち上げ

ゆっくりムービーメーカー4

立ち上げ

Photoshop立ち上げ

メール立ち上げ

オーディオ出力切り替え

Steam立ち上げ

Overwatch立ち上げ

FF14立ち上げ

ハートピア立ち上げ

マウスドライバ立ち上げ

クロスヘア表示

マウスバッテリー表示

特定のブラウザ

立ち上げ

Steamキャプチャ撮影

PC電源

同じようにAKP153Eで設定していきます。

画像の通り上記程度の設定であれば問題なくできました。

行ったのは主に

  • アプリ立ち上げ
  • ウェブページ立ち上げ
  • 出力デバイス切り替え
  • ホットキー入力に加え
  • Logicoolのプラグインを使用してマウスのバッテリー表示
  • Windowsのシステムを制御するプラグインを使用して、ボタンを押すとスリープやシャットダウンが選べる(シーン切り替え)ようにする

という設定です。

※クロスヘア表示はあらかじめマクロを組み、ホットキー入力で表示させています。

本格派設定(作業効率化)

次は作業効率化を目指し、Adobe Photoshopの作業に使うキーを設定してみました。

Elgato公式プラグインを使用しています。

以下の設定がされています。

スポット修正ブラシツール

塗りつぶし

グラデーション

被写体選択

ブラシコントロール

拡大/縮小

移動ツール

切り抜きツール

選択範囲ビネット

ブラシツール

レイヤースクロール

色相調整

カラー設定

透過度設定

レイヤー追加

取り消し操作

同じようにAKP153Eで設定していきます。

こちらもMirabox公式から配信されているプラグインを使用します。

被写体選択、取り消し操作はPhotoshop内で設定されているショートカットキーをホットキー設定することで代用できました。

他も同じ方法で設定できそうですが、元々あるメニューには空白部分の設定はありませんでした。

Stream Deck互換性について

Stream Deckに使用したプラグインのファイルをAJAZZ AKP153Eのフォルダにコピーしてみたところ、ドライバ再起動でサイドバーに表示されることが分かりました。

上手くいかないプラグインも存在しそうですが、物によっては互換性があるようです。

※動作保証はありません。自己責任でお願いいたします。

設定してみた感想

アプリ立ち上げやホットキー入力程度であればAJAZZ AKP153Eで十分事足りるように思います。

例えば配信中の効果音ポン出しや画面切り替えなど、このような単純な操作であれば満足できる可能性が高いです。

クリエイティブな作業の効率化を考えると、やはり出来ることに差がありました。

とはいえホットキーやマクロなどを駆使することで似たような使い心地にはなるようです。

自分でカスタマイズするのが面倒でない場合はAJAZZ AKP153Eでもそれなりに効率化が適いそうです。

Stream Deckの代わりとして見たときの印象

見た目とコンセプトはかなり近い

AJAZZ AKP153Eは、やりたいことはかなり分かりやすい製品です。

  • キーごとにアイコンを表示して直感的に使う
  • 配信や編集の操作を手元にまとめる
  • アプリ起動やショートカット操作をワンタッチ化する

このあたりは、まさにStream Deck系デバイスに期待される役割です。

本家との違い

出典: www.elgato.com

AKP153Eが代替候補として話題になりやすい一方で、注意したいのはソフト面の差です。

Elgatoは公式ページで、プラグインライブラリ、Smart Profiles、ホットキーとプラグインの使い分け、Marketplace経由の拡張など、かなり広いエコシステムを訴求しています。

つまりStream Deckの価値は、ハードそのものより“長く使えるソフト基盤”にかなり支えられています。

対してAKP153Eは

  • ソフトの入手先が分かりにくい
  • Stream Deck用プラグインは互換性がないものも

といった不満が出てきました。

このため、「見た目は近いけど、使い込んだときの満足度は別物」という理解でいたほうが失敗しにくいです。

良いところ

 価格を抑えてLCDキー付きデバイスを試しやすい

AKP153Eのいちばん大きな魅力は、やはり本家より手を出しやすい価格帯に見えることです。

AliExpressなどでは5,000~7,000円台で販売されています。

価格は変動する可能性がありますが、「いきなり本家に行くには高い」と感じる人の受け皿としては分かりやすい立ち位置です。

サイドスクリーン付きでガジェット感がある

AKP153Eは、キーだけでなくCPUやメモリ使用状況を表示できるLCDサイドスクリーンも備えています。

実用面は人を選びますが、見た目の面白さや“デスクに置いて楽しい感じ”はしっかりあります。

気になるところ

“安いStream Deck”として買うと期待外れになりやすい

いちばん気をつけたいのはここです。

「ボタンを手元に集約する」という使い方であれば問題ありませんが、「作業効率化」を求めて購入すると、本家と比べてできないことが目立ちます。

つまり、「Stream Deckは高いから、同じことが安くできるはず」という期待で入ると、ズレが出やすいです。

導入や設定でつまずく可能性がある

マニュアル上は「公式サイトや製品ページからソフトをダウンロード」とされていますが、専用ドライバを見つけられませんでした。

結果的にredditのスレッド内に直にダウンロードされるリンクを見つけましたが時間がかかりました。

※reddit内下部にある画像の投稿がリンクになりますが、クリックするとダウンロードされますのでご注意ください。ダウンロードは安全性に注意し自己責任でお願いいたします。

出典: www.reddit.com

本家はハードより“環境”が強い

Stream Deck MK.2は15キーという点だけ見ればAKP153Eと近いですが、実際にはプラグインライブラリやSmart Profiles、アプリ連携の厚さが価値の中心です。

ハードの見た目だけを寄せても、本家の気持ちよさまでそのまま再現できるとは限らないというのは意識しておきたいところです。

こんな人におすすめ

AJAZZ AKP153Eは、こんな人に向いています。

  • Stream Deckが気になるけれど、いきなり本家を買うのはためらう人
  • まずはLCDキー付きのマクロデバイスを試してみたい人
  • 完成度より価格を優先したい人
  • ショートカットや日常操作の省力化に興味がある人
  • 多少の設定や試行錯誤を楽しめる人

逆に、次のような人にはあまり向きません。

  • Stream Deckの使い勝手をそのまま期待している人
  • 豊富なプラグインやアプリ連携を重視する人
  • 導入直後から迷わず快適に使いたい人
  • 安い代替品ではなく“長く使える完成品”を求めている人

まとめ

AJAZZ AKP153Eは、「Stream Deckは高くて手が出しづらいけど、似たようなことができるデバイスは欲しい」という人が、まず候補に入れやすい製品です。

15個のLCDキー、有線Type-C接続、サイドスクリーン、40°スタンドといったハード面はそれなりに魅力があり、価格重視で“それっぽい体験”を試す入口としては悪くありません。

ただし、本当にStream Deckの代わりになるかと言われると、答えはかなり慎重です。

Elgatoの強みはキー数だけでなく、ソフト、プラグイン、プロファイル運用を含めた全体設計にあります。一方でAKP153Eは、その差がはっきり出やすい製品です。

そのため結論としては、本家の代替品というより、“安く試せるLCDマクロパッド”として見るならアリという評価がいちばんしっくりきます。

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