財務省は、2025年に開催される「日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の開催を記念し、第三次発行となる記念貨幣を発売します。
純金製一万円金貨幣やカラフルな彩色が特徴の千円銀貨幣、そして記念五百円貨幣の詳細と販売方法をご紹介します。
目次
商品の概要
- 正式名称:2025年日本国際博覧会記念貨幣
- 販売・申込受付期間:令和7年(2025年)3月6日から3週間程度
- 販売元:独立行政法人造幣局
記念貨幣は3回に分けて合計5種類(1万円金貨1種、千円銀貨3種、500円貨幣1種)が発行されます。
1970年の大阪万博記念100円硬貨、1990年の国際花と緑の博覧会(花博)記念5,000円銀貨など過去の博覧会記念硬貨とは違い、公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされています。
通常の買い物に使える法定通貨ですが、店側が知らない場合は断られる可能性があるので注意が必要です。
一万円金貨幣「ミャクミャクと日本政府館」
純金を用い、「ミャクミャクと日本政府館」をモチーフにしたデザインです。裏面には公式ロゴマークが刻印されています。
- 価格:268,000円(税込)
- 素材:純金(15.6g)
- 直径:26mm
- 発行枚数:3万枚
- 発送予定:令和7年8月下旬頃から
表面 |
裏面 |
千円銀貨幣「ミャクミャクと虹と万博会場からあふれ出す光」
純銀にカラフルな彩色加工が施され、表面は「ミャクミャクと虹」、裏面には公式ロゴマークが刻印されています。
- 価格:15,200円(税込)
- 素材:純銀(31.1g)
- 彩色:白色、青色、青紫色、紫色、赤色、黄土色、オレンジ色、黄色、黄緑色
- 直径:40mm
- 発行枚数:5万枚
- 発送予定:令和7年6月中旬頃から
表面 |
裏面 |
五百円貨幣「ミャクミャク」
一般流通する五百円貨幣と同じ素材と特徴を持ち、表面は「ミャクミャク」、裏面はロゴマークが刻印されています。
- 素材:ニッケル黄銅、白銅、銅
- 品位:千分中銅750、亜鉛125、ニッケル125
- 直径:26.5mm
- 発行枚数:232.8万枚
- 引換予定期間:令和7年4月
- 引換方法:取扱金融機関窓口(一部は造幣局販売)
表面 |
裏面 |
コンプリートセット
- 内容:第一次~第三次の記念貨幣全5種類(一万円金貨幣1種、千円銀貨幣3種、五百円貨幣1種)
- 価格:344,000円(税込)
- 販売数量:1,000個
- 発送予定:令和7年8月下旬頃から
記念貨幣の購入方法
通信販売(造幣局オンラインショップまたは郵便はがき)
一万円金貨幣と千円銀貨幣は、造幣局のオンラインショップまたは郵便はがきでのみ購入可能です。金融機関での交換はできません。
造幣局オンラインショップには海外向けサイトや海外在住者向けの制約がありますが、海外でも購入できる場合があります。
- 申込期間:2025年3月6日~3月26日
- 申込方法:
- 造幣局オンラインショップでクレジットカード決済可能(各貨幣1回限り)
- 郵便はがきによる申し込みも可能(金貨・銀貨をまとめて申し込むことも可)
- 抽選:販売数量を超える申し込みがあった場合は抽選
抽選となった場合、キャンセルが発生した場合に繰り上げ当選、さらに再募集(追加販売)が行われる場合があります。
- 支払方法:銀行振込、郵便局、コンビニエンスストア、クレジットカード
- 発送時期:千円銀貨幣は2025年6月中旬頃から、一万円金貨幣は8月下旬頃から
不良品や申し込み内容と異なる場合以外の返品不可。
転売目的での申し込み禁止。
五百円貨幣の入手方法と引き換え期間
五百円貨幣は全国の金融機関で2025年4月8日から引換可能です。引換開始日は1人2枚までの制限があります。
- 枚数制限:初日2枚まで(翌日以降も状況次第で制限あり)
- 引換機関:銀行、郵便局、信用金庫など
財務省が発表する引き換え可能な取り扱い期間は以下から確認できます。
記念貨幣は希少性が高いため、ぜひ早めに申し込みや引換を行いましょう。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。